第87回アカデミー賞では、長編アニメーション賞はディズニーの『ベイマックス』が受賞し、『かぐや姫の物語』は惜しくも受賞を逃しました。昨年の同部門では、宮崎駿監督の『風立ちぬ』が、ディズニーの『アナと雪の女王』に敗れています。
この報道に、アメリカのジブリファンからは、『かぐや姫の物語』の落選を惜しむ声が寄せられています。
米国ジブリファンの『かぐや姫物語』落選を惜しむ声
「『ベイマックス』が受賞したって?なんだよ。『かぐや姫の物語』に受賞してほしかった」
「個人的には、『かぐや姫の物語』の方が受賞にふさわしいと思うが、『ベイマックス』も素晴らしい作品だったから、うれしい」
「オスカーはもう冗談になってしまった。真剣な映画愛好家は、『ベイマックス』よりも『かぐや姫の物語』を高く評価している。だが、この結果には驚かない。昨年は『アナと雪の女王』が受賞しているんだ」
「『かぐや姫の物語』は2014年の映画で最高の作品だったのに、オスカーは受賞できなかったんだ。悲しい…」
「『ベイマックス』も良かったが、『かぐや姫の物語』は芸術作品として伝説ともなるような画期的な作品だった。オスカーにふさわしいものだったのに」
高畑勲、『かぐや姫の物語』をつくる。~ジブリ第7スタジオ、933日の伝説~ アニメーション映画監督・高畑勲。その14年ぶりの新作『かぐや姫の物語』の制作現場に約2年半にわたって取材。 その制作過程と高畑演出の現場を明らかにする。 |