スタジオジブリ作品などアニメーションの背景画を手がけてきた山本二三さんの足跡を紹介する展覧会が、5月31日から福岡市の福岡アジア美術館で開催されます。
数々の名作アニメーションで美術を手掛けて、30年以上、第一戦で活躍し続ける山本さんの画業を背景画、スケッチ、イメージボードなど約200点で紹介する最大規模の個展です。



山本さんは1953年生まれ。24歳のとき、宮崎駿監督のテレビシリーズ「未来少年コナン」で初めて美術監督を担当。以来、「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」といった宮崎作品をはじめ、「火垂るの墓」(高畑勲監督)や「時をかける少女」(細田守監督)など、日本を代表するアニメーションで美術監督を務めてきた。
ボリューム感のある雲の描き方に独特のスタイルがあり、「二三雲」と呼ばれている。

山本二三展
期間:2014年5月31日(土)~7月6日(日)
会場:福岡アジア美術館
入場料:一般1,200円/高大生800円/小中生600円

山本二三背景画集
『時をかける少女』『天空の城ラピュタ』『もののけ姫』『じゃりン子チエ』『火垂るの墓』など、名作アニメの美術監督として活躍してきた著者の背景画の世界が蘇る。魂をこめて精緻に描かれた背景画の一作ずつに、どのような意図や技法が駆使されているのか、今明らかにされる。

≫楽天で詳細を見る
≫Amazonで詳細を見る