久石譲 高畑勲長野市芸術館を運営する市文化芸術振興財団の音楽フェスティバル「アートメント NAGANO 2017」は、同館芸術監督の久石譲さんと高畑勲監督によるトークセッションを開催しました。
高畑勲監督・宮崎駿監督の両作品で、久石さんが音楽を手掛けた舞台裏を語りました。



久石さんは、「宮崎さんや高畑さんが要求するハードルはものすごく高く、毎回ぼろぼろ」と言い、『かぐや姫の物語』で監督の高畑さんから「観客の感情をあおらず、登場人物の気持ちを表現し過ぎない」などと注文を受け、「何を作ればいいのか」と悩んだと明かした。

高畑さんは「映画の空間を音楽で埋めたくなかった。久しぶりの大作で緊張し、新しいことに挑戦しなければとも思っていた」とふり返りました。