ふしぎの海のナディア庵野秀明総監督の『ふしぎの海のナディア』が、7月23日(土)~25日(月)にかけてニコニコ生放送にて、全話一挙配信されることが発表されました。第1話~第15話が23日17時から、第16話~第29話が24日17時から、第30話~第39話までが25日20時から配信されます。



同作は、1990年~91年にかけてNHKで放送された、庵野秀明監督が初めてテレビアニメを手掛けた作品。キャラクターデザインは『エヴァンゲリオン』でもお馴染みの貞本義行さん。設定には、前田真宏さんが担当しています。

さらに、『シン・ゴジラ』でもコンビを組んでいる、樋口真嗣監督も制作として参加するなど、現在でも庵野監督と親交の深い面々が携わった出世作です。

宮崎駿が用意した企画

また、本作は、宮崎駿監督が用意していた企画が基となっています。
『未来少年コナン』のあとに、宮崎監督がNHKでTVシリーズ用に企画を立てたものの、そのときは実現せず、後に宮崎監督はその企画をジブリで『天空の城ラピュタ』として作品化します。
そのままNHKに残された企画は、庵野秀明監督によって『ふしぎの海のナディア』として生まれ変わりました。

後に、庵野監督は『ふしぎの海のナディア』についてこのように語っています。

『ラピュタ』と言われるくらいだったら、僕は『タイムボカン』って言われたかった

――『ふしぎの海のナディア』を見たときに、すごく『ラピュタ』を感じたんですけれど。

庵野:
あれはNHKから「『ラピュタ』をやってください」って注文があったからなんですよ(笑)。NHKの注文を聞く限りでは『ラピュタ』以外の何物でもない。できるだけ排除しようとしたんですけれど、ちょっとずつ取り入れて、ずらしながら路線を変更させていこうっていう戦略でした。最初に予定されていた監督は「これじゃ『ラピュタ』ですよ」って言って、大ゲンカしてやめちゃった。その後、僕が監督に入って、やった方法論っていうのはそれなんですよ。NHKの希望を可能な限り取り入れて、徐々に崩しながらやっていく。
『ナディア』の時に三人組が出てくるんですけれど、最初、あれはおばあちゃんと子供だったんですよ。もう、もろに『ラピュタ』でしょう。そう言われるくらいだったら、僕は『タイムボカン』って言われたかった。

 
庵野秀明総監督による『ラピュタ』に対する皮肉も込められた『ふしぎの海のナディア』を、ニコ生で鑑賞してみては如何でしょうか。

『ふしぎの海のナディア』(放送期間:1990年4月13日~1991年4月12日)
原案:ジュール・ベルヌ作「海底2万マイル」より
総監督:庵野秀明
キャラクターデザイン:貞本義行
設定:前田真宏
美術監督:菊地正典、佐々木洋
音楽:鷺巣詩郎
主題歌:森川美穂 OPテーマ『ブルーウォーター』/EDテーマ『Yes, I will…』
アニメーションプロデューサー:村浜章司、川人憲治郎
制作:丸山健一、久保田弘
アニメーション:東宝、KORAD
共同制作:NHKエンタープライズ
企画制作:NHK

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