宮崎駿監督が企画、制作した「クルミわり人形とネズミの王さま」展が5月から東京都三鷹市の三鷹の森ジブリ美術館で開催されます。
昨年9月に長編アニメーション映画の制作からの引退を表明した後、宮崎監督自らが携わる最初の仕事です。引退発表の記者会見で「(今後)やってみたいこと」の一つとして、ジブリ美術館の展示を挙げていました。



宮崎監督は、『くるみわりにんぎょう』(徳間書店刊)という1冊の絵本に出会ったことをきっかけに、小さい女の子たちを惹きつけるこのお話の力に魅了され、絵本や原作を何度も読み返しました。そして、「これは”メルヘンのたからもの”だ」とひらめき、「クルミわり人形」の不思議な魅力を子どもたちに伝える展示を企画しました。

宮崎監督がこのお話を、いろいろな角度から読み解き、自ら描き下ろした展示パネルで紹介します。さらに、展示室にはバレエの舞台を模した大きな造形物や、絵本『くるみわりにんぎょう』のイラストレーター、アリソン・ジェイさんの愛情にあふれた絵を配して、子どもたちを物語の世界に誘っています。

展示期間: 2014年5月31日(土)~2015年5月(予定)

くるみわりにんぎょう
バレエの名作を、イギリスの人気イラストレーターアリソン・ジェイの美しい絵で贈るクリスマスの絵本! 訳は詩人の蜂飼耳。

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