本日、岩波書店から宮崎駿著『本へのとびら』が発売されました。
宮崎駿監督が、岩波少年文庫の魅力を語ります。

「生まれてきてよかったんだ、と子どもにエールを送るのが児童文学」。自らの読書体験、挿絵の素晴らしさ、アニメと本との関わり、そして震災後の世界について──。アニメーション映画界のトップランナーとしてつねに発言を注目される著者が、お薦め岩波少年文庫50冊の紹介とともに、本への、子どもへの熱い思いを語る一冊。



■作品内容

岩波少年文庫の50冊

星の王子さま/バラとゆびわ/チポリーノの冒険/ムギと王さま/三銃士/秘密の花園/ニーベルンゲンの宝/シャーロック・ホウムズの冒険/ふしぎの国のアリス/小さい牛追い/せむしの小馬/ファーブルの昆虫記/日本霊異記/イワンのばか/第九軍団のワシ/クマのプーさん/長い冬/風の王子たち/思い出のマーニー/たのしい川べ/とぶ船/フランバーズ屋敷の人びと/真夜中のパーティー/トム・ソーヤーの冒険/注文の多い料理店/海底二万里/床下の小人たち/ハイジ/長い長いお医者さんの話/ツバメ号とアマゾン号/飛ぶ教室/ロビンソン・クルーソー/宝島/みどりのゆび/ネギをうえた人/聊斎志異/ドリトル先生航海記/森は生きている/小公子/西遊記/クローディアの秘密/やかまし村の子どもたち/ホビットの冒険/影との戦い ゲド戦記1/まぼろしの白馬/ぼくらはわんぱく5人組/ジェーン・アダムスの生涯/キュリー夫人/オタバリの少年探偵たち/ハンス・ブリンカー

自分の1冊にめぐり逢う─少年文庫を語る

・僕が本に出逢ったころ
・50冊、あれこれ
・ふたりの大先輩
・アニメーションの現場で
・〈絵〉に魅せられて
・脆弱になった「目」
・ただ1冊の本

 

3月11日のあとに─子どもたちの隣から

・吹き始めた風のなかで
・子どもたちへのエール