『風立ちぬ』のDVD&Blu-rayが、6月18日に発売されることに合わせて、同日に無料配布される巨大新聞、『GIANT PAPER「大きな風立ちぬ ~宮崎駿とジョン・ラセター ふたりのこと~」』の出版記念トークイベントが行われました。
登壇したのは、本紙編集長の幅充孝氏と、寄稿者の文芸評論家の市川真人氏。そして、ゲストとして女優の加藤夏希氏が出席しました。



18日から配布されるGIANT PAPERは、宮崎駿とジョン・ラセター、両巨匠の20年以上にわたる友情を、彼らを古くから知る鈴木敏夫プロデューサーのインタビューや貴重な写真で紹介されます。また、宮崎駿・松任谷由実・庵野秀明が一堂に会した『風立ちぬ』完成報告会見を完全収録。映像研究家・叶精二や市川真人による作品評論なども盛り込んだ充実の内容となっています。
ブックディレクター・幅允孝。グラフィックデザイナーに長嶋りかこを迎え、紙面20ページにわたる、通常より一回り大きいジャイアントサイズ(縦67cm×横48cm)の新聞が完成した。

また、加藤は、GIANT PAPERを読んだ感想を「宮崎さんとラセターさんの出会いと歩み、また、アニメの作り方は違うのに、理解し合える関係性だということが良く分かりました。これを読むと、また作品を違った見方ができる。もう1度観たいです」と語った。市川は、当時まだ吉祥寺にあったジブリに、ラセターがひとりで訪ねていった最初の出会いについて鈴木プロデューサーが証言している箇所に触れ「ラセターが宮崎監督に“君はアニメーターなのになぜ漫画(宮崎が描いた漫画「風の谷のナウシカ」のこと)を描くのか?”と尋ねたときのエピソードが面白いです」と、本紙の見どころの一端を明かした。

『風立ちぬ』Blu-ray
宮崎駿監督 最後の長編アニメーション作品
映像特典:絵コンテ(本編映像とのピクチャー・イン・ピクチャー)/アフレコ台本/予告編集/完成報告会見/ひこうき雲 ミュージッククリップ

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