『風立ちぬ』が、第71回ゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞にノミネートされました。
スタジオジブリ作品として同賞のノミネートは今回が初。邦画が外国語映画賞にノミネートされるのは第48回(1990年度)の「夢」(黒澤明監督)以来、23年ぶり。
授賞式は、日本時間で来年1月13日午前(現地時間同12日夕方)に行われる。



同賞の長編アニメーション映画部門は、英語音声の作品が対象となっており、「風立ちぬ」は英語字幕版での申請だったため、外国語映画賞の部門でのノミネートとなった。

「風立ちぬ」は、宮崎監督が雑誌「Model Graphix(モデルグラフィックス)」(大日本絵画)の09年4月号~10年1月号に連載したマンガを基に、堀越二郎という実在したゼロ戦の設計者の生涯と、結核の美少女が登場する堀辰雄の「風立ちぬ」をイメージした物語。主人公・二郎の声を「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの総監督として知られる庵野秀明さんが、ヒロイン・菜穂子の声を女優の瀧本美織さんが担当している。

来年2月21日からの北米公開が決定しており(スクリーン数未定)、3月開催の米国アカデミー賞にも注目が集まる。

日本では、今年7月20日より全国343館454スクリーンで公開以降、動員959万人、興行収入119億円突破(12月11日現在)と今年の映画興行首位の成績を上げている。