宮崎駿をはじめとする日本の漫画に大きな影響を与えた、フランス漫画の巨匠、メビウスの人気長編「エデナの世界」が初めて邦訳され、日本で発売されました。

『エデナの世界』 – ¥5,040

宮さん自身も、メビウスの「アルザック」の影響でナウシカを作ったと言うほど、多大な影響を受けています。
以下は、宮さんの言葉の引用です。



アルザックは確か1975年でしたか。私が出会ったのは1980年頃ですが、たいへんな衝撃をうけました。日本のマンガ界全体がそうでした。残念なことに、私の絵はその頃には固まっていたので、彼の絵をうまく自分の中に生かせなかったのですが。でも今でもメビウスさんの空間感覚にはほんとに魅力を感じています。明らかにナウシカは、メビウスの影響によって作られたものです。

今回、「エデナの世界」の邦訳にあたり、浦沢直樹氏と漫画評論家夏目房之助氏の対談も収録されています。

5040円と少々高価ですけども、ものづくりに関わる方はもとが取れる本なんじゃないでしょうか。

エデナの世界
『アルザック』と『アンカル』で、世界中のクリエーターに影響を与えたメビウスもう一つの代表作、遂に初邦訳!『アンカル』では、作画に専念していたメビウスが、本書では原作/作画の両方を担当。まさに純度100%のメビウス・ワールドを堪能できる一冊である。

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