毛虫のボロ宮崎駿監督のCG作品として話題にもなった、ジブリ美術館の短編作品『毛虫のボロ』の公開について、スタジオジブリの星野康二会長によって、2018年に公開予定であることが明かされました。
星野会長は、「スタジオジブリ大博覧会」の開催でソウルの世宗文化会館美術館に訪れており、韓国の記者団に語られました。



テープカットを行なった星野会長は、韓国の記者団に「宮崎駿、吾朗父子による新作2本を制作中」としながら「2本の制作が同時に進行していることはスタジオジブリとしては画期的なこと」と話し、日本メディアでは既に報道されている通り、宮崎駿監督の長編新作が『君たちはどう生きるか』であることを語りました。

さらに、星野会長は新作について「宮崎駿監督が70歳を越えてコンピュータグラフィックを学び、短編アニメを完成させてから、今また手で描く以前の手法で長編アニメを準備しているというところがポイント」と伝え、新作長編の制作期間は3年ほどで、早くとも2020年ごろの公開を予定していることを明かしています。

CG短編の『毛虫のボロ』の公開については、「2018年ごろに東京・三鷹の森ジブリ美術館に来れば見ることができると思う」としています。

これまで『毛虫のボロ』は、2017年夏公開とされながらも延期されており、公開時期については、秋・冬と非公式に語られながら実現はしていませんでした。