『かぐや姫の物語』で主役のかぐや姫を演じた朝倉あきさんが、ダ・ヴィンチの連載『あの人と本の話』のなかで、かぐや姫について語りました。

類まれなるひとりの女性を追求した朝倉さんが、本の世界から読みとる魅力的な女性像とは?



「高畑監督の脚本には、植物の一本一本に至るまで緻密に説明が書かれていて、想像力を掻き立てられました。膨大な知識の詰まっている監督の脳みそを覗いたような、その世界の奥深さに触れたような心地でした」

さらに想像力を羽ばたかせようと、朝倉さんがページを開いたのは『竹取物語』の原文。

「現代語訳で読むと、かぐや姫って高飛車な娘なのですが、原文を声に出して読むと印象が変わるんですね。この世のものではないような美しさと教養を備えた女性であることが一文一文に凝縮されているというか。ピッと芯が通っているというか。その感じも演じるときの参考にしました」

この時、一番読んだのが「解説と通釈文も一緒に読め、当時の人たちの表情が手にとるようにわかる」という『竹取物語(全)』(角川ソフィア文庫)。大の本好きという朝倉さん、実は選んでくれた『声に出して読みたい日本語(1)』の他に2冊も用意してくれていた。それがこの1冊と、江國香織、初の詩集『すみれの花の砂糖づけ』(新潮文庫)。


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