毎年恒例、三鷹の森ジブリ美術館が厳選したアニメーションを上映する「三鷹の森アニメフェスタ2013 ~アニメーション古今東西 その10~」が開催されます。
第一部ではフレデリック・バックの『トゥ・リアン』や、手塚治虫の『ジャンピング』などが上映され、第二部では『おおかみこどもの雨と雪』の上映と、細田守監督による講演会が行なわれます。



第一部
午後1時~午後3時頃  「アニメーションからのメッセージ」

第二部
午後3時30分~午後6時45分頃
『おおかみこどもの雨と雪』特別上映と細田守監督講演会

日時:2013年3月2日(土) 午後1時~午後7時
場所:三鷹市芸術文化センター 星のホール
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【第一部】午後1時~午後3時頃
「アニメーションからのメッセージ」

短編アニメーションといえば、ほのぼの路線やお笑い中心と思われがちです。しかし、風刺や批判の精神を持ち、平和や自然や人生を問い、真面目に熱くメッセージを盛り込んだ作品もたくさんあります。今回はそのような風刺や社会批判の効いた作品を、ジブリ美術館学芸員の解説とともに上映します。

上映作品
①『トゥ・リアン』 フレデリック・バック/1978年/11分/カナダ
神様によって行われた天地創造を基に、傲慢で欲深くわがままな人間の本質を批判し唯一考える事の出来る生き物である我々の成すべき姿を描いた短編アニメーション。

②『チコタン ぼくのおよめさん』 岡本忠成/1971年/11分/日本
大阪弁の言葉のリズムを生かした合唱曲に絵を乗せたセルアニメーション。子どもの絵画のような稚拙な味わいを狙い、キャラクターと背景の質感の統一をさせるため、セルの表から彩色し、その上からクレヨンでタッチをつけている。経済成長と共に浮かび上がった交通問題に一石を投じた作品。

③『爆弾マニア』 ブジェチスラフ・ポヤル/1959年/10分/チェコ
科学の授業で使った劇薬に魅せられる子ども、爆発の事で夜も眠れない大人、その劇薬を爆弾に変えた科学者、そしてその爆弾が戦いに使用されて行く様を皮肉たっぷりに描く、SF仕立ての話。

④『手』イジー・トルンカ/1965年/19分/チェコ
強大な力に押しつぶされて、自分の作りたいものが作れなくなる植木鉢職人の物語。いわゆる人形アニメーションだが、権力を人間の手で表現した技法は面白い。

⑤『ジャンピング』 手塚治虫/1984年/7分/日本
漫画家・手塚治虫は、数多くの名作漫画を生んだほかに、ユニークな短編アニメーションをいくつも残しています。中でもこの作品は、主人公のジャンプに合わせて移動する風景のみを全編ワンカットで描く、実験精神あふれる傑作です。主人公の跳躍は次第に高くなり、視点は屋根を越え、町を見下ろし、海を渡り…と、どんどんエスカレート。6分20秒に動画枚数4000枚を費やした表現の面白さはもちろん、人間の営みへの風刺が込められている点も見逃せません。ザグレブ国際アニメーション映画祭グランプリをはじめ、数々の賞に輝きました。

⑥『ビーズ・ゲーム』 イシュ・パテル/1977年/5分/カナダ
生物の進化と人類の闘争の歴史を描いた作品。黒い厚紙の上に何千個ものビーズを置き、ひとコマずつブラシでその位置を動かして撮影していく。ビーズは常に形や色を変え、メタモルフォースを繰り返す。。

⑦『隣人』 ノーマン・マクラレン/1952年/8分/カナダ
仲良く暮らしてきた隣同士の2人の男が、両者の家の境に生えてきた1本の花をめぐり次第に争いを始める。争いはどんどんエスカレートしていくが、再び平和は訪れるのか…。人間をコマ撮りする「ピクシレーション」の手法を使って撮影された作品

 

【第二部】午後3時30分~午後6時45分頃

スタジオ地図第一回作品『おおかみこどもの雨と雪』特別上映と細田守監督講演会

『おおかみこどもの雨と雪』細田守/2012年/117分/日本

「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督が、「母と子」をテーマに描くオリジナルの劇場長編アニメーション。19歳の大学生・花は、おおかみおとこと運命的な恋に落ちる。
やがて雪と雨という”おおかみこども”の姉弟を授かるものの、家族を襲ったおおかみおとこの突然の死。まだ幼い”おおかみこども”を抱えた花は、人間かおおかみか、どちらの人生も選べるように、美しくも厳しい自然豊かな人里離れた田舎で二人を育てる決意を固める。花とこども達との13年間にわたる物語。


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