日本アニメ(ーター)見本市クリエイターそれぞれが自由な発想で作り上げた短編アニメを毎週1本、Webサイトで公開していくスタジオカラーとドワンゴの共同企画「日本アニメ(ーター)見本市」がセカンドシーズンを迎えます。予算とスケジュールさえ守れば、題材はまるっきり自由という、クリエイターにとっては、とてもありがたい環境。



企画の発端は2013年の秋。スタジオカラーの庵野秀明監督が日本のアニメーターの可能性を探る場所を作りたい――とドワンゴに持ちかけたのがスタートでした。

当初から企画を聞いていたという前田監督は「アニメを語る時どうしても名前がある人が前に出がちだが、表に出ない形でいい仕事をしている人たちはたくさんいて、若い才能も育ってきている。映画でもTVアニメでもない形で後進を育てる場所、エデュケーションの側面もある」と企画の意義を話します。

「社長(庵野監督)の中で『まんが日本昔ばなし』がイメージだったので、最初はこの企画のタイトル、「日本アニメ話」だったんですよ。……でも、宮崎駿監督に題字を書いてもらえないかとお願いにうかがった際に、『日本アニメ(―ター)見本市』と変わったみたいです(笑)」(前田監督)。