アカデミー賞ノミネート ジブリ細田守監督の『未来のミライ』がアメリカのアカデミー賞にノミネートされ、日本作品のアニメーションとしてスタジオジブリ作品以外では初と報じられ話題となりました。
そうなんです。短編作品では日本作品が受賞したこともありますが、長編のノミネートはこれまでジブリ作品しかなかったのです。



アカデミー賞の長編アニメーション賞は、2001年から始まっていて、2回目に宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が受賞しています。それ以降の受賞はありませんが、数々のジブリ作品がノミネートされています。

スタジオジブリのノミネートされた作品を一覧まとめました。

『千と千尋の神隠し』

千と千尋の神隠し
2002年アメリカ公開。ノミネート作品は『アイス・エイジ』『リロ・アンド・スティッチ』『スピリット』『トレジャー・プラネット』。見事に宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が受賞しました。日本作品としては当然初となります。

『ハウルの動く城』

ハウルの動く城
2005年アメリカ公開。ノミネート作品は『ティム・バートンのコープスブライド』と『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』。『ウォレス』が受賞しました。『ウォレス』を制作したアードマン・アニメーションズとは宮崎監督も仲が良いため、嬉しかったそうです。

『風立ちぬ』

風立ちぬ
2013年アメリカ公開。ノミネート作品は『アナと雪の女王』『クルードさんちのはじめての冒険』『怪盗グルーのミニオン危機一発』『アーネストとセレスティーヌ』。日本でも大ヒットした『アナ雪』が受賞しています。

『かぐや姫の物語』

かぐや姫の物語
2014年アメリカ公開。『ベイマックス』『ボックストロール』『ヒックとドラゴン2』『ソング・オブ・ザ・シー』。このときはメディアの期待値が高かったと記憶していますが、『ベイマックス』が受賞しています。宮崎駿作品以外では初のノミネートでした。

『思い出のマーニー』

思い出のマーニー
2015年アメリカ公開。ノミネート作品は『インサイド・ヘッド』『Anomalisa/アノマリサ』『父を探して』『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』。ピクサーの『インサイド・ヘッド』が受賞しました。

『レッドタートル ある島の物語』

レッドタートル ある島の物語
2016年アメリカ公開。ノミネート作品は『ズートピア』『ファインディング・ドリー』『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』『マイ・ライフ・アズ・ア・ズッキーニ』。このときは、ディズニーの『ズートピア』が受賞。鈴木敏夫プロデューサーは、マイケル監督と共に会場まで足を運びましたが受賞ならず。受賞できず、珍しく悔しがっていました。